強い力を発揮するには、筋肉の柔軟性が必要です。「強さ」と「柔らかさ」別のものと思われがちですが、関係があります。結果、両方大事です。筋肉をつけようとするとき、柔らかさにも意識してトレーニングしていきましょう。その3つの理由を50代の現役理学療法士のきろぽんが説明していきます。
最近、筋トレを初めて、腹筋とスクワットを毎日してます❣
すごいですね🌟ところでストレッチはしてますか?
してませんよ。
筋肉をつけるには筋トレですよね。
筋肉をつけるには柔軟性が大切です
- 力を発揮するには柔軟性が必要
- 怪我の予防になる
- 日常生活が楽になる
柔軟性があることで、力を最大限に発揮できる
関節の動く範囲が広いほうが、より大きな力が発揮できる
ボールを投げたり、蹴ったり、または日常生活で体を動かす際に力不足を感じることはありませんか?その一つの要因として、体の柔らかさ、つまり関節が大きく動かせているかが関係しています。大きく関節を動かせたほうが大きな力が発揮できます。筋肉はゴムのように伸び縮します。そのゴムの力は大きく伸びたほうが発揮できます。例えば弓で矢を放つとき少し引いた状態より、大きく引いたほうが矢が遠くに飛びます。つまり、筋肉が伸びる範囲が広いほど、力が強くなるのです。
柔軟性があることで、怪我の予防にもなる
力を吸収し、骨や靭帯への負担を減らします
私たちは知らず知らずのうちに、運動や日常性生活で骨や靭帯に負担をかけています。骨や靭帯で支えきれないくらいに、その負担が大きくなると怪我のリスクが高まります。例えば、高くジャンプをして意図的に膝を伸ばして着地してみます。膝周りの骨や靭帯に直接負担がかかり痛そうですね。実際のジャンプは、無意識に膝の関節を大きく曲げることで着地の負担を和らげています。つまり、柔軟性があることで負担を軽減し怪我の予防になります。
日常生活の動作が楽になる
体に無理なく動ける
筋肉が柔らかいと、普段の生活が無理なく過ごせます。なぜなら、固い筋肉は痛みの原因となります。「最近、何もしていないのに痛い」というのは筋肉の硬さが原因の場合があります。無理に体を動かして動けないほどに痛める前に、筋肉を柔らかくすることで、楽に過ごせるようになりましょう。
さっと動ける
筋肉の柔軟性が高いと、動作の時間が短縮できます。毎日の生活は、いろいろな姿勢や動作の連続です。例えば床に物が落ちた時、腰や股関節周りの柔軟性が高いと無理なく手を伸ばして拾えます。また台所で調理をしているとき、左右や前後に動きながら振り向きながら効率よく動けます。体を曲げ下段の鍋をとる、食器棚のお皿をとる、冷蔵庫の上段の調味料をとる。さっと動けるっていいですよね。つまり柔軟性が高いと日常生活が効率よく動けるようになります。
まとめ
筋力と柔軟性、どちらも大切です。柔軟性を高めて怪我無く、力強く動けるようになりましょう。20年後も30年後も元気に動いている。理想ですね。
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